顔に傷が残った時の損害賠償について

男性と女性では、様々な部分で世の中の扱いが違う部分があるのですが、交通事故にによる後遺症害などに関しても違いがあります。

ここでは、顔に残ってしまった傷についてはどのような賠償請求が行えるのかを確認していきましょう。

まず、事故によって顔に傷が残ってしまった場合には、最終的に後遺症認定が行われるかどうかが大きな焦点となってきます。

後遺症認定が行われないほど小さな傷の場合には、当然ながら損害賠償金額の対象にはなりません。

まず、どのような傷であれば後遺症になるのかというと、女性の場合には5センチ以上の何らかの傷が残っている場合には、大きな傷ということになり、後遺障害等級は7級になります。

そして3センチから5センチといった比較的小さな傷の場合には、12級が認定されるのですが、男性の場合には、7級での該当はなく、12級のみでの該当となっています。

また、男性の場合には最も高い等級で12級ですから、13級の場合や14級の場合もあることを覚えておきましょう。

損害賠償の金額について

上記のような後遺症等級の認定は、全てに当てはまるわけではなく当然ながら男性であっても顔の半分以上に傷が残るなどの場合には、後遺症等級も高いものになると言うケースがあります。

このような後遺症等級によって、損害賠償の金額が決まるのですが、後遺障害が認められた場合には、主に逸失利益や慰謝料としての支払が行われています。

後遺症等級として支払われる金額は、7級の場合には自賠責保険基準で1051万円。

12級であれば、224万円となっています。

そのため、同じように顔に傷が残っているというケースでも、どのような傷が残っているのかによって支払金額は変わってくるものだと思っていた方が良いでしょう。

立場によっても、遺失利益の金額が変わってくる

上記のように、男性と女性で後遺症認定の等級や逸失利益の金額など他に大きな違いがありますが、これ以外にも後遺症等級が認められた方の立場によっても変わってきます。

例えばモデルさんとして働いている人や、ホステスとして働いている人、この他ににもタレントや俳優さんとして、多くの人々に自分の美しさをみられるという仕事をしている人の場合には、とても小さな傷でも、後遺症等級が認めてみられ、さらには逸失利益そのものについても、仕事に大きな影響を及ぼしたということで大きな金額になります。

また、見た目を自分の仕事を材料にしているということからも、お顔などに傷が残ってしまえば、精神的的に大ダメージは非常に大きくなるため、こうした部分では慰謝料としての支払いも大きくなることが分かっていまいます。

近くに寄らなければ分からないほど小さな傷であればメイクで隠すことができますのので、このような部分で支払金額や後遺症等級などにはあまり影響しませんが、前述の通り5cm 以上の傷をはじめとして、3cm 以上の傷などの場合には、後遺症等級の認定や支払われる金額についてもそれぞれのケースで違いがあります。

特に人目に触れるような仕事をしている方の場合には、上記の通り逸失利益での支払いも大きくなり、さらには慰謝料の支払いも大きくなりますので、万が一このような仕事をしている方々が交通事故の被害者になってしまった場合にには、保険会社にしっかりと請求を行っていくようにしましょう。

あくまでも保険会社は最低限の保証しかしない姿勢でいますので、納得がいかない場合には弁護士を通じて 自分の職業的な立場などを伝えていく必要があります。

また加害者になってしまった場合であっても、被害者の職業をしっかりと考えた上で、もしかすると最終的な支払い金額が大きくなってしまうことを覚悟しておいた方が良いでしょう。